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『サイファーに対抗しうるVRを』


 VC.00a4
 DNAは苦渋を呑まされていた。

 作戦行動の是非を問ううえで、戦略上の重要地点を確保できるかどうかは大きな問題となる。
 この年に投入されたRNAの新鋭VRサイファーによってDNAは大きな戦術の転換を余儀なくされた。
 航空機としての機動力を併せ持つサイファーは、いち早く作戦エリアに到達し、DNAの部隊が到着する以前に戦略上の重要ポイントを確保してしまうのだ。
 DNA側VRの機動性がいかに高かろうと、それはあくまで陸上兵器としての話であり航空兵器の移動速度にはかなわない。
 サイファーの登場以来その機動力によって、DNAは限定戦争を始めとする対RNAの作戦行動のすべてにおいて遅れをとっていた。

 現状を打開するため、DNAは各プラントに新型VRの開発を打診した。
 財政的に苦しい各プラントの中で唯一手を挙げたのは、VOKシリーズの開発で成功をおさめていたムーニー・バレーであった。

 VC.00a4が終わろうとする頃、ムーニー・バレーは一つの解答を示した。
 
ただ、その内容はDNAの予想を越えていた。あろうことか重量級VRのVOKをベースに使うというのだ。
 
これが、後に 『空飛ぶ弾薬庫』 と異名を取ることになる 『ヒムリッシュ−ボック』 の誕生である。

【Experimental model:XBV-362 Himmlisch−Vok
 本隊に先行し作戦エリアでの橋頭堡の確保と本隊到着後の支援攻撃を目的とした試作騎。 
 大推力を利して見かけによらない高機動性を持ち、サイファーより最高速度は若干落ちるものの、そこまでの加速性能はサイファーを上回る。
 「たとえサイファーに先行されても、その火力で叩出してしまおうと言う、力押しの設計思想も入っていますよ」(某関係者談)。

フロントビュー H.M.M.S open バックビュー1 バックビュー2 サイドビュー バックパック・ウイングレス オーバーヘッドフレーム
フロントビュー フロントクウォータビュー リヤクウォータービュー フロントアンダービュー リヤクウォータートップビュー 三面図


 機体構成 
■VOK-VRに共通する、バックパックとジェネレータの廃止。
 ジェネレータ兼用の大推力スラスターシステム内臓(※1)の、フレキシブルバックパ ックと可変ウイングユニットを搭載。
 VRの場合、かならずしも揚力にたよって飛ぶ必要はないのだが、飛行形態をとることで機体の空気抵抗を低減させ、要求推力が少なくすむようにしている(同一推力なら空気抵抗の少ないほうが、、最高速/加速性能とも向上する)
 空中での機動については、空力を利用することでスラスターのコンパクト化と省エネルギー化を図っている。

※1.  スラスターの本体は、あるパターンで作られた板状のクリスタルで、平面に対して垂直方向に『一定範囲内の空間に対する推力』が発生する。
 技術的には全方位への移動が可能であるが、そうした場合スラスター制御システムが複雑/巨大化することになり、稼動に必要なエネルギーを供給するためのVコンバータに類するシステムを追加しなければならない、等によるコスト面の点から見送られた。
 (うわさによると、「見た目を良くし観客受けの良いものにしたい」という狙いが設計当初からあり、その点から見送られたとも言われている。
 出力の上下に比例するスラスターの発光現象を、ノズル状の物を付けてわざわざそれらしく見せようとしていること等からみると、あながちウソとも言えないかもしれない)

■オーバーヘッドランチャの廃止。
 メインスラスタを搭載する為のオーバーヘッドフレームを設定。
 同フレームにフェアリングユニット(ノーズランディングギアユニット内臓)を搭載。
■飛行形態に対応するため、腰部ジョイントにエクステンションを追加。
■下肢に、メインランディングギアユニットを追加。

 テストパイロットのあいだでは、その特徴的なフェアリング形状から 「ペリカン」「ホエール・ヘッド」の愛称(?)でよばれている

 火器 
RW,LWは、GRYSユニットを一部改良して流用
■RW
 歩行形態時 : グリスボックと同一の装備
 飛行形態時 : スイムアウト形式で、中長距離ミサイルを射出。
■LW
 歩行形態時 : グリスボックと同一の装備
 飛行形態時 : 防御用のフレア・チャフ・気化弾を射出
■CW
 空力の改善と機体軽量化の為、高機動ミサイルを20発搭載したミサイルランチャーシステムを両肩に搭載。
 ミサイルが小型のために一発の破壊力は小さくなってしまう弱点を補うために、ミサイル相互をデータリンクシステムで結び、編隊による追尾・撃破を行う(のののさん考案)

【歩行形態 --> 飛行形態】のアニメーションは
をクリック

   
  
 【デモフライト中のXBV-362】
 デモンストレーション用に派手なスパークレッドで塗装された3号機。

 実戦配備の際はガルグレーやダークブルーのロービジ色が予定されている。
【先行量産試作機】
 後に収納されたウェポンアームに、インナーアームで使用するマシンガンが装着されているのが見てとれる

 DNAでの正式採用は決定されたが、形式ナンバーは現時点でまだ決まっていない。


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